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2012年9月20日 (木)

命の選択~NHKスペシャル 出生前診断その時夫婦は~

昨夜遅く、再放送で見ました。詳しくはこちら

出生前診断ということの賛否についても、深く考えさせられたし、めぐりめぐって、障害児(者)の生きる権利というか、そう言うことについても思いをはせました。

母として、ここまで知的な遅れのある子供を育ててきて、つらくなかったと言えば、絶対に嘘になり(いや、今もツライこっちゃツライ)、自分たちが亡き後の子のことを思えば、不安で胸がつぶれそうです。

それでも、最終的にたどりつく思いは、子供に障害があろうが無かろうが、親の思いに、それほど差があるだろうかと言うことです。

(もちろん、育てる労力は全然違うのでしょうが。←障害児しか育てたことがないので分からない^^;;)

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妊娠中の子供に障害があると分かった場合、8割以上の夫婦が中絶を希望するのだそうです。

親としての責任(子供を最後まで面倒見られないかもしれない)、家族への負担(兄弟児や自分たちの親)、経済的理由。

個別に、みんな多くの事情を抱えていて、中絶という選択に安易に異を唱えるものではありませんが、「生むのか生まないのか」究極の葛藤の中で、出産という選択をした2組の夫婦の歩みが紹介されていました。

あるご夫婦は、出生前診断専門のクリニックで、お腹の子がダウン症であることを知り、すでにいる子供達のことも考え、中絶の決断をします。

中絶のため入院し、処置を受け(胎児が既に大きく成長している場合は、陣痛促進剤を使って3日かかって産み落とすのだそうです)、その最初の夜に、お母さんはこれが本当に許されることなのかどうか、悩み苦しみます。

出生前診断をした医師にメールを送り、心の内を打ち明け、「苦しいのなら、明日の処置はしなくても良いのですよ。」とアドバイスを受けて、中絶を止めるのです。

その後、無事、出産にいたり、兄弟たちとダウン症の可愛い赤ちゃんと、家族の今が映されていました。最後にダンナさんのコメントが流れたのですが、それが、とてもうなずけるのです。

「あの時、お腹の中の子を殺すという選択をしなくてよくなって、ほっとした。」

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もう一組のご夫婦は、奥さん自身に障害があって、待望の第一子の赤ちゃんにも障害があることが分かりました。

「産むか産まないか」両家の両親を含めて、長い長い家族会議が行われました。

私は、奥さんのお母さんは、「なんとかなるよ。」と言ってあげるのではないかと思っていました。「私にできたんだから。」と。

でも、その方は違っていました。障害のある子を育てた辛さを、自分の子に味わわせたくないと言います。「産みなさい!」と言ってあげる勇気がないと。

奥さんは、ただただ涙を流し、「申し訳ない」と繰り返していました。

「申し訳ない」ことなんか何もないのに。本当に、痛々しかった。

結論を出すきっかけになったのは、ダンナさんのお母さんでした。

中絶の説明の途中に、倒れ込んでしまったお嫁さんを見て、「とにかく、いじらしかった。」と言います。そして、「この言葉を言ってあげられるのは、私しかない。」と思ったのだそうです。

「産んでもいいんだよ。」

そして、無事可愛い赤ちゃんが生まれました。ご家族みんなで、助け合って子育てをされているんだそうです。

この奥さんの最後のコメントが、私は一生忘れられないだろうと思う。

「障害を持って生きると言うことは、つらいことが多いけれど、日常の生活の中に、希望や楽しいことがたくさんあって、そういうことが感じられる子供に育ってもらいたい。」

自分自身が、障害を持つが故の不自由、葛藤を乗り越えて、同じく障害のあるわが子に伝えたいことが、「生きる希望」であったことに、私は、涙せずにはいられませんでした。

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日々の子育ての中で、「なぜこの子を育てるのか」分からなくなってしまうことがあります。

子供を育てるのに、理由なんか無いんですよね。

五体満足だから、どこも悪いところがないから、大体みんなと同じだから、将来社会に出てやっていけそうだから、育てるわけじゃない。

命の重さに、軽重があるわけもなく、それは、成長してからも同じ。

私も、毎日、息子が置かれている環境に一喜一憂しているけれど、例え、いろいろなことを言われても、つらいことが多くても、負けないで生きていってほしいと思う。

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